カーボベルデ

 カーボベルデはアフリカ大陸最西部セネガルの沖合い約650kmの大西洋上に浮かぶ島国で、 無人島を含む10の主要島からなります。 各島によって地形は異なり首都のあるサンチャゴ島は険しい山が多いですが、ヨーロッパ便の発着する サル島は平坦で木々のない荒地が広がる島です。またフォゴ島にはカーボベルデ最高峰のフォゴ山があります。
 多くの島には美しいビーチがあり、ヨーロピアンのビーチリゾートとしても人気があります。 また音楽でも世界的に注目されており、CESARIA EVORAなどの著名な歌手も輩出しています。
 しかし日本では非常になじみの薄い国で、よって私には非常に興味ある国でしたので、今回は首都のあるサンチャゴ島 と塩田とリゾートが有名なサル島を訪れて来ました。

サンチャゴ島 Santiago

 サンチャゴ島はカーボベルデ最大の島で、首都プライアもここにあります。 西アフリカ方面とのフライトがある空港もあります。
 この島は全体的に山岳地形で険しい山が海岸線まで張り出しています。 そのため町や村はほとんどが高地にあります。山間のわずかばかりの平地ではバナナやサトウキビが 栽培されポルトガルなどへ輸出されています。
 また島の北端のタラファルや首都プライア周辺にはビーチがあり、 立派なリゾートホテルもあってヨーロピアンが多く訪れていました。

サル島 Sal

 サル島はヨーロッパやアメリカなどからの便が発着する国際空港があり、 事実上カーボベルデの玄関口となる島です。
 島自体はさほど広くなく、平坦で草木のない砂漠のような風景が広がっています。 しかしこの島にはカーボベルデを代表する美しいビーチがあり、多くの欧米人観光客 が見られます。
 この島の特徴は町と砂漠の境界がはっきりと分かれており、町が人工的に見えるところ がおもしろいです。ちなみにこの島の名前のサルというのは、かつてこの島で塩(SAL) の採掘が盛んに行われていたことに由来しています。 現在でも塩田跡が残っていて、その名残りを見ることができます。