ンブールはダカールの南東約80kmの位置にある大西洋に面した町です。ここもサンルイなどと並び漁業が盛んで、
海沿いには大きなフィッシュマーケットがあり、魚を燻製にする風景などが眺められます。
また町の北約5kmの位置にはセネガルを代表するビーチリゾートSalyがあり、ンブール周辺にも美しい砂浜を持つ
リゾートホテルが点在しています。しかし町に一歩出れば、そこにはセネガルの日常生活が広がり、
そのギャップがとても興味深いです。
ジョアル・ファディユはンブールからさらに30kmほど南下した位置にある2つの村で、
ジョアルはメインランドに、そしてファディユは木の橋で繋がった小さな島にあります。
ジョアルはセネガルの初代大統領レオポルド・サンゴールの生まれた村です。
ファディユは島全体が貝殻で出来た上にあるという珍しい村です。この貝殻は島ではとても重宝なもので、
道や建物などの材料として使われているそうです。ファディユは自動車もなくのんびりとした雰囲気の村なので、
ゆったりと散策するにはよいところです。
ンブール
メイン通りに面した町中の風景です。セネガルの町はどの町も同じような光景ですね。
この町を中心として海岸沿いにセネガル有数のリゾートが点在するのですが、
一歩町へ出るとこのようなどこにでもあるセネガルの風景が広がっています。このギャップが新鮮です。
ンブールの漁船
ンブールは漁業の町だけに海岸線にはたくさんの漁船が見られました。
しかしンブールにしてもサンルイにしても漁船は写真のような小さな木船しか見かけませんでしたが、
これでセネガル国内の消費はどの程度支えられるのだろう?
ココビーチホテル
ンブールにあるリゾートホテルです。ホテル内にいる限りアフリカにいるとは思えない
ような雰囲気ですが、このホテルを一歩出ると前述の写真のような日常の風景が広がっています。
ホテル内はヨーロピアンリゾートで実際、欧米人観光客が多く別世界のようです。
馬車のターミナル
ンブールの馬車のターミナルです。荷馬車や人の交通手段として活躍するそうです。
ンブールの市民にとっては便利な足のようですが、一般の旅行者にはちょっと使いづらそうです。
ここのビーチリゾートに長期滞在している人か、放浪の旅人には便利な足になりそうですね。
バオバブツリー
ンブール近郊の広大なバオバブツリー地帯です。
バオバブの木はセネガルのナショナルツリーになっており、郊外のいたるところで見ることができます。
(ゴレ島にもバオバブ並木がありました)
バオバブの木は捨てるところがないくらい非常に有用な木とのことでした。木陰で休む牛も絵になりますね。
サンゴールの生家
ジョアルにあるセネガルの初代大統領サンゴールの生家です。
広くてとても立派なお屋敷でしたが、やはり住居が物語る通りサンゴールは名士でとてもリッチマンだったそうです。
ヤギ?の歩く姿ものどかですね。
マングローブ林
ファディユ周辺の小島の水辺に群生していたマングローブの林です。
ジョアル・ファディユはメインランドと複数の小島からなる湿地帯にあり、その周辺を木船で
巡っているときに出会いました。
ちなみにその木船は底から水漏れしていて、乗っているうちにどんどん水が溜まって沈んでいくので
水をかき出すのも一生懸命でした
ファディユ村への橋
メインランドのジョアル側から小島のファディユへ渡る木橋です。
ファディユへ行くにはこの橋を渡るか木船で行くしかないので、橋は意外と人通りが多かったです。
もちろんこのような橋なので車は進入できません。よってファディユにはどこかのんびりした
雰囲気がありました。
魚の日干し風景
ファディユ周辺でも漁が行われているようで、木船に乗った漁師を何人か見かけました。
このあたりではどんな魚が獲れるんだろう?私はセネガルではよくキャプテンフィッシュという魚を
食べましたが非常においしかったです。
ファディユ村の水辺
のどかな村の水辺の風景です。豚が2匹のんびり水を飲んでいますが、 実は写っている以外にもたくさんの子豚が放し飼い状態で戯れていました。のどかな風景です。
ファディユ村のメイン通り
ファディユ村のメイン通りはいろんな店が並び人通りも多かったです。
もっともセネガルはどこへ行っても人は多いですが。。。
通りには土産物屋もあって、散策していると他の地域同様よく声をかけられました。
実際欲しいものもあったんですが、やはり容量制限があるんで何も買いませんでした。でも
今考えると頑張って買っておけばよかったと少し後悔してます。
ファディユ村の露店
こんな感じの露店も何軒かありました。実にいろいろなものが売られていて
お土産探しにもよさそうでした。
特にレトバ湖のホテルで演奏しているのを見かけた「ジェンベ」などの楽器もあって、
もし露店が宅配便を扱っていたら買ってたかも。。。
ファディユ村の食料庫
村はずれの砂洲地帯にある食料庫です。
ファディユ村はかつて大火に遭い、村の多くが焼け落ちてしまったため、
火災の影響を受けにくいこの地に新たに作られたとのことでした。
墓地への木橋
墓地は村のある島とは別の土地にあります。墓地のある土地へも同じような木橋で結ばれています。
この村はクリスチャンとムスリムの双方がうまく調和して生活しており、
墓地も同じ場所に双方ならんで立てられています。
墓地からの風景
墓地側から村を眺めた風景です。 墓地への橋を渡ったところには大きな十字架が立てられていました。ここにもバオバブの木が見られますね。