セネガル
ジュージ鳥類国立公園 -Djoudj-
 ジュージ鳥類国立公園はサンルイの北東約60kmの位置にある鳥類の楽園で、世界自然遺産にも指定されています。 セネガル川に沿ってモーリタニアと国境を接し、その地形は多くの沼や湖からなる湿地帯で形成されています。 ここでは毎年11月から4月までの間、約300万羽近くの鳥類が飛来しその姿を眺めることができます。 種類も約400種近く確認されており、中でもモモイロペリカンの営巣はかなりの見ごたえがあります。
 ジュージでは鳥類のほかにもイボイノシシやジャッカル、ハイエナ、クロコダイルなど多くの動物たちが 生息しており、運がよければその姿を眺めることができます。
 これらの鳥類や動物を見学するには、観光用のボートに乗って湿地帯を分け入るのがお勧めです。 船長兼ガイドさんが、道中鳥や動物を目ざとく発見しては乗客に教えてくれますし、ペリカンの大営巣地の すぐ近くまで行くことができます。

飛び交う鳥たち

 ボート乗り場付近で飛び交う鳥たちです。乗船場付近でこの状況ですから、自然と 期待感が高まります。
 非常にたくさんの鳥たちが空に舞っていますが、公園内ではどこでもこのような風景が見られます。 まさに鳥類の楽園だと実感しました。

木の枝で休む鳥たち

 ボートで公園内を探索中はこういった風景が当たり前のようにあちこちで見かけられます。
 船長兼ガイドのおじさんが目ざとく見つけては、あれは何々という鳥だと教えてくれるんですが、 残念ながら私はそれほど鳥に詳しくはないので忘れてしまいました。
 ここへ行くときは、鳥類に疎い方は少し鳥の勉強をしていった方がより楽しめます。

モモイロペリカンの群れ

 ここでは時期的な関係なのか、とにかくこのモモイロペリカンがたくさんいました。 ペリカンが群れで飛んでいる姿は圧巻でした。
 ちなみに上空にも鳥が舞っていますが、木の上にも首の長い鳥がとまっています。名前はガイドさんが 首が蛇のように長いことからスネーク何とかと教えてくれましたが忘れました。おそらく詳し方は ご存知だと思いますが。

鳥たちの羽ばたき

 ボートで20-30分ほど湿地帯を分け入った湖のあたりですが、このあたりは水面上を 飛び交う鳥たちがとてもたくさんいました。
 ボートの音に反応していっせいに羽ばたいたりして、お客さんはあっちこっち首を回してシャッターを 押すのに大忙しでした。写真中央には別なボートが見えます。

水面上を舞うペリカンたち

 モモイロペリカンが飛んでいる姿です。我々の乗るボートのすぐ上を集団で飛んで行ったり するのでかなり迫力がありました。
 写真はそのごく一部が写っている感じですが、実際は周囲にもたくさんのペリカンたちが常に群れを なして飛び交っていて、どこにカメラを向ければいいのかわからなくなります。

モモイロペリカンの大営巣地

 ここはとにかくすごい!圧巻でした。一帯何羽いることやら。。。
 大きな岩の島はペリカンで岩が見えないほど埋め尽くされていました。 中にはまだ羽の色がかわらない子供のペリカンの姿も見られました。
 ボートを島のすぐ近くまで近づけてくれるので、間近で迫力ある姿をじっくり見ることが出来ました。

モモイロペリカン大営巣地 -遠景-

 こちらはモモイロペリカンの大営巣地を少し引いて撮ったものです。
 少しわかりづらいですが、手前の木の後ろには一面にモモイロペリカンが群れているのがわかると思います。
ボートで近づいても、一斉に逃げたりしないのは、慣れなのでしょうか。

ワニ

 ここには鳥類だけでなく、ワニの姿も多く見かけられました。アフリカのこの地域では 貴重な湿地帯なので、いろいろな生き物が生息しているようです。
 ここに棲むワニは動物園などで見かける大きな種類ではなく、小ぶりな感じでした。 ワニにも疎くて何という種類かわかりませんが。。

イボイノシシ

 運よくイボイノシシが水辺まで出てきていました。この辺りには他にも3,4匹の イボイノシシの群れがいました。また写真は撮れませんでしたが、ジャッカル?ハイエナ?らしき動物も見かけられました。
 後ろには相変わらずペリカンらしき群れがいます。