セネガル
サンルイ Saint-Louis

サンルイマップ
 サンルイはモーリタニアと国境を接するセネガルの北端、セネガル川河口にある町です。
 この町は17世紀中ごろにフランス人がアフリカに最初に築いた町で、一時は西アフリカのフランス植民地の首都が 置かれていた町でもあります。今でも町中には当時の建物の一部が残されていて、面影を偲ぶことができます。
 現在のサンルイはセネガルを代表する漁師町で、朝浜辺に行くと迫力ある水揚げ風景を見ることができます。 水揚げされた魚はトラックでセネガル各地へと運ばれていきます。  またサンルイはインターナショナルジャズフェスティバルが開催されることでも有名で、毎年シーズンになると 世界中の観客で町は活気づくようです。私もそうですがJAZZ好きなら一度は参加してみたいですね。

砂漠のモスク

 サンルイのメインランド側入口付近で見かけたモスクです。荒涼とした砂漠と白を基調とした 美しいモスクが対照的でした。
 サンルイの町はセネガル川を挟んでメインランド(大陸)と中州にあるアイランド(島)および、 一番外側の大西洋に面したペニンシュラ(半島)とからなります。

メインランドの露店

 こちらもメインランド側にあった露店風景です。露店はダカール郊外やティエスなどで 見たものと同じような感じですね。
 セネガルの女性はほんとに色鮮やかな衣装をまとっていて、セネガルの着だおれと呼ばれるにふさわしいと 納得してしまいました。

セネガル川とアイランド地区

 メインランド側から見たセネガル川です。対岸は中州のアイランドです。
 サンルイの町はアイランド地区がダウンタウンにあたり、昔のヨーロピアンタウンの面影が残っています。
 またペニンシュラ地区はアフリカンタウンで、現在は活気あるフィッシャーマンズタウンとなっています。

旧政府官邸 -Governor's Palace-

 アイランド地区のダウンタウンに建つ昔の政府官邸です。 まだサンルイが首都だった時代のものです。
 入り口付近には、セネガルの国旗が見えますが、現在も政府の建物として使われています。

ペニンシュラ地区への橋

 アイランド地区のダウンタウンからペニンシュラ地区への橋です。 橋の向こう側はペニンシュラ地区で現在は漁師町となっています。
 このペニンシュラ(半島)を約3kmほど北上するとモーリタニア国境になります。 また南下すると大西洋に面した美しいビーチやリゾートホテルがあります。

ペニンシュラ地区と国境

 アイランド地区の北端から見たペニンシュラ地区です。 写真右の木が並んでいるあたりの先はモーリタニアになるそうです。
 私はこういう国境とか岬とかいわゆる端が好きなので思わず撮ってしまいました。 モーリタニアも一度は行ってみたい興味深い国ですね。

ペニンシュラ地区 -Market付近-

 ペニンシュラ地区の入り口、マーケット付近です。
 このあたりにもまだ昔のヨーロピアンスタイルの建造物が見られます。 車が写ってなかったら2,3世紀前にタイムスリップしたような風景に見えますね。

ペニンシュラ地区 -セネガル川沿いの町並み-

 こちらはアイランドからの橋を少し南下したあたりの町の様子です。
 アイランド地区はフランス人の築いたヨーロピアンタウンの面影が色濃く残っていますが、 こちらに来るとアフリカンタウンの雰囲気が濃くなります。

ペニンシュラ地区 -住宅地-

 ペニンシュラ地区の住宅地です。
 このあたりに住む人の多くは漁師もしくは漁業関連の仕事で生計を立てている人だとのことでした。 実際このすぐ後ろはセネガル川で多くの漁船や魚を干す台などがありました。
 それにしてもセネガルの人は、何をするでもなく外に出ている人が多いことが日本の住宅地と 違いますね。

漁船と漁師たち

 セネガル川で見かけた漁船の出港?帰港?の風景です。時間的に考えると帰港でしょうか。
 ペニンシュラ地区ではセネガル川側と大西洋側の双方で漁の風景が見られますが、セネガル川側は 小規模でのんびりした感じ、大西洋側は大規模で豪快な感じがしました。それぞれ見ごたえがあります。

漁の風景

 こちらは大西洋に面した砂浜での漁の風景です。写真は漁から戻ってきたところのようで、 大勢の人たちが海に入って捕獲した魚を降ろしていました。観光客には豪快に見える漁の風景ですが、 この仕事はたいへんハードだと言っていたのが印象的です。

水揚げされた魚

 サンルイの漁港?に水揚げされた魚です。いきなり地面に無造作に置かれているところがワイルドですね。
 これらの水揚げされた魚は、後ろに見えるようなトラックに積み込まれて、セネガルの各地へと運ばれていきます。