セネガル
ダカール周辺 dakar

 セネガルの首都ダカールは、大西洋に突き出た半島の先端にある西アフリカの中心都市です。 市内は多くの人で賑わいとてもエネルギッシュな街です。見所も市心の独立広場を中心に、いろいろな店が 立ち並ぶメインストリートのポンピドー大通りや、周囲にお土産屋が並ぶケルメルマーケット、日用品など が雑然と並ぶサンダガマーケット、西アフリカの民族や奴隷の歴史を展示したイファン博物館などたくさんの 見所があります。
 また周辺に足を延ばすと、アフリカ大陸最西端のアルマディ岬や、かつて奴隷貿易の中心地であったゴレ島 などの見所があります。
 ダカール市内やアルマディ岬には設備の整った高級ホテルがあるので、お金に余裕があれば連泊して 西アフリカ一の都市をゆっくり楽しみたいものです。

ポンピドー大通り

 ダカールの中心にあるメインストリートです。 この通り沿いには街路樹が植えられ、さまざまなショップやレストランが立ち並び、 お洒落そうな通りですが、非常に大勢の人と車で雑然としていました。
 ちなみに私はこの通りにあるCDショップで、セネガルの有名なミュージシャンと 聞いていたユッスー・ンドゥールのCDを買いました。

ケルメルマーケット

 市内中心部に2つあるマーケットの1つです。 このマーケットは内部よりも周辺の道路に露店の土産店や花屋が立ち並び賑わいを見せていました。
 内部は私が行った時の時間帯が悪いのか、曜日が悪いのか、人も少なくガランとした感じでした。

サンダガマーケット

 こちらはもう1つのマーケットです。 こちらのマーケットは観光色がなく、市民のための日用品や衣料品などが売られていて、 多くの買い物客で賑わって雑然としていました。タイミングの問題かと思いますが、 ケルメルマーケットと対照的でした。

大統領官邸

 市心にある大統領官邸です。どこに行っても人が多く雑然としたダカール市内で、 このあたりはさすがに人通りは少なく周囲は整然としていました。官邸もさすがに立派でここだけ見ると 西アフリカにいることを忘れてしまいそうです。
 ちなみに2003年末現在のセネガル大統領はワッド大統領です。

グランドモスク

 セネガルは国民の90%がムスリムとのことで、ダカール市内にも各所にモスクがあります。 このモスクはダカールを代表するモスクで、大きくて綺麗なモスクでした。
 私たちが行ったときはニューイヤーイブだったため、新年行事の準備が進められていました。

独立記念塔

 ダカールの市心には独立広場がありますが、こちらは市心から少し外れたところにある独立記念塔です。 セネガルは1960年にフランスから独立しました。

ミレニアムパーク

 市心からアルマディ岬方面へ向かって日本大使館の少し先にある海岸に面した公園です。 この公園からは沖合いのマデリン島(無人島)がよく見渡せました。
 この公園はとてもよく整備されていて、市民の憩いの場になっているようでした。

ダカール遠景

 前述の公園からはダカール市心方面が見渡せます。
 ダカールは大西洋に突き出た半島の突端にある町で、写真を撮っている公園がある側が大西洋側の西海岸、 街の反対側が湾を挟んで大陸側の東海岸となります。ゴレ島への船乗り場があるのは東海岸です。

独立広場のニューイヤー

 私はちょうど年末年始をダカールに滞在していたので、新年を独立広場で迎えました。 写真はちょうど午前0時を迎えたところの様子です。
 ダカールの新年は、強力な打ち上げ花火と子供たちが持つ爆竹やロケット花火でとても賑やか (というか怖い!)な新年でした。ロケット花火も平気で横に飛んでくるので気を付けないとケガをしそうです。
 花火のあとは広場でミュージックコンサートが始まっていました。

ゴレ島 -連絡船内-

 ダカール港から沖合いのゴレ島へ向かう連絡船内です。
 ゴレ島はダカールのメイン観光スポットで、船内は行き帰りともとても混んでいました。 ダカール港から約20分の船旅です。
 島自体は小さく半日もあれば徒歩で十分見て回れます(自動車はありません)。 島内にはレストランもあるので疲れたら一休みもできます。

ゴレ島 -港前広場-

 ゴレ島の船着場を下りたところの広場です。
 ゴレ島は昔、奴隷貿易の要衝地として栄えた悲しい歴史を持つ島で、ユネスコの世界文化遺産 に指定されています。今でも当時の遺物や建物が残り、当時の様子をうかがい知ることができます。

ゴレ島 -教会前広場-

 ゴレ島のほぼ中央に位置する教会前の広場です。 ゴレ島には約1000人ほどの人々が住んでいます(旅行当時)。コロニアルスタイルの家並が そのまま保存されており、そういった家々の狭い路地を散策するのもこの島の楽しみ方の1つです。

ゴレ島 -奴隷の家-

 奴隷の収容施設であった建物です。今では博物館として公開されていて 多くの観光客で賑わっています。
 内部は奴隷が収容されていた部屋や、奴隷商人の住まいなどがそのまま残されています。 奴隷収容部屋は何もない壁に囲まれたスペースで、そこに身動き取れないくらい隙間なく 収容されたという話を聞くと、とても恐ろしくなります。

ゴレ島 -奴隷の像-

 奴隷の家へ行く途中にあった奴隷の像です。昔、日本でも「ルーツ」という奴隷を テーマにしたドラマがヒットしましたが、ここで実際に足枷などの展示を見ながら当時の様子を うかがうと、いかに悲惨なものであったかあらためて思い知らされます。

ゴレ島 -要塞跡からの風景-

 ゴレ島の南端にある要塞跡からの風景です。この要塞跡には大きな砲台が残り、 当時ヨーロッパ列強にとってこの島がいかに重要であったかがわかります。
 写真左下にはたくさん絵が売られていました。この島は今では、多くのアーティストが住む島 としても有名になっています。