アルファマ地区は昔ながらの古きヨーロッパの街並みが残った地区です。そのため区画整理されておらず、 狭い路地が複雑に入り組んでいて階段も多く迷路のようです。それだけに古きヨーロッパの雰囲気が 好きな人は一押しスポットです。
セ大聖堂
バイシャ地区からアルファマ地区方面へ向かう市電に乗っていると、目の前にドーンと出てきます。
ポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケスの命で建てられたリスボンで最初のキリスト教会だそうです。
しかも当時は要塞としても機能していたそうです。
セ大聖堂内部
さすがに大きくて重厚な雰囲気が漂っていました。内部の裏手に回りこむとゴシック様式の回廊へと続く入口があります。
アルファマ地区の小路
アルファマ地区は1755年のリスボン大地震の際にも震災を免れた地区であるためか、
とりわけ古きヨーロッパの面影がそのまま残っています。
複雑に入り組んだ路地や階段の脇で、食料品や生活雑貨を売る人々を見ながらのんびり散策していると、
映画や写真で見た昔のヨーロッパの世界に入り込んだような気分になります。
アルファマ地区の風景
風情漂うアルファマ地区の路地の風景です。こういった路地が複雑に入り組んでいて 適当に歩いていると迷いそうですが、ひたすら下っていけばバイシャ方面へ通ずる大通りに出ますので、 そんなに心配はいりません。
アルファマ地区の風景
路地の脇には野菜売りのおばさんや衣類を売るおじさんなどがいて生活感が溢れています。 わざわざ街へ出なくとも、ちょっとしたものはここで買えるのはいいですね。
アルファマ地区の風景
人がすれ違うのがやっとのような狭い路地もあります。日本でいうと下町の風景 といったところでしょうか。
夕暮れのサン・ジョルジェ城
夕暮れ時のサン・ジョルジェ城です。橙色にライトアップされた城壁が、雰囲気を盛り上げます。
城の入口を入ったところはちょっとした広場になっていて、中央に初代国王アフォンソ・エンリケスの銅像が建っています。
この広場から城壁に沿って展望台になっていて、テージョ川や市街地の眺めがすばらしいです。
サン・ジョルジェ城の高台
こちらが広場から続く展望台です。
ちょっとした公園のようになっていて、リスボンの街並みを眺めながらの散策は最高です。
サン・ジョルジェ城からの展望
ご覧のように市街地が一望できます。特に夕暮れ時は橙色に光る街明かりが美しく素晴らしい眺めです。
昔の大砲が展示?されていますが、当時、敵の攻撃をこの城塞で守っていた様子が想像されます。
サン・ジョルジェ城からの展望
こちらも城の展望台からの眺めです。バイシャ地区方面の展望です。 左に流れる川はテージョ川です。
サン・ジョルジェ城からの展望
もう1枚、夕暮れ時の展望です。街に橙色のライトが付き始めるころの風景は美しいです。
実はもう少し夕闇が濃くなるところまでいたのですが、その時の写真が見当たらず残念です。
くちばしの家
1500年代に建造されたリスボンの歴史的建造物で、1755年のリスボン地震で崩壊するも、 復元されて今に至ります。写真だとわかりにくいですが、壁面がくちばし状に突き出た石で覆われている ために、こう呼ばれるようです。もとはダイヤモンドカットを表しているようですね。