Ilulissatは西グリーンランドのディスコ湾に面したグリーンランド第3の町です。
Kangerlussuaqから飛行機で45分ほど北上したところにあります。Kangerlussuaqは米軍基地の雰囲気が
残る居住地といった雰囲気ですが、Ilulissatは町といった雰囲気です。大きなホテルやスーパーマーケット、
レストラン、バーなどがあり、港には漁船も停泊していて生活感が感じられました。
町の南には活動的で大きな氷河があり、ディスコ湾に浮かぶ氷山と併せて観光ポイントになっています。
また町には人口よりも多い数の犬が飼われており、犬ぞりで活躍しています。
この町を基点に観光するのもいいかもしれません。
Ilulissat空港に到着したグリーンランド航空
Kangerlussuaqから約45分のフライトでIlulissatに到着します。 グリーンランド航空のDHC-7は、当時NuukをはじめIlulissatやAasiaat、Sisimiutなど 島内の主要路線で活躍していました。現在では機材も新しくDHC-8やエアバスなどが運航しているようです。
Ilulissatの夜明け
夜明けといっても午前10時頃ですが、まだ町には明かりが付いているのがわかります。 実は私たちが訪れたこの日はIlulissatの初日の出祭りならぬ、太陽が最初に戻ってくる日というおめでたい日で お祭りでした!つまりこの日までは1日中太陽が昇らない日が続いていたということです。 ということで商店なども太陽が拝められる昼の2時間ばかりは、店を閉めて町の小高い丘に行き、 みんなでご来光をお祝いします。
港付近の町並み
穏やかな入り江の中に港が見えます。港の後ろの大きな建物は水揚げされた魚を加工する工場です。 その後ろにはなだらかな丘に町が広がっています。町並みはさらに丘の奥や写真右側に広がっていて、 グリーンランド第3の町というのを実感しました。
凍てついた港に停泊する漁船
ホテルで食べたエビやタラなどは、こういった漁船で水揚げしたものなのかな、 などと思いを馳せていました。が、実際は、比較的穏やかで氷は少ないとはいえ、港は半ば凍てついていて 風もあり寒いし、冷たいしで、とてものんびり立ち尽くして雰囲気を楽しむ感じではありませんでした。
Knud Rasmussen's Museum
Ilulissat生まれの有名な探検家Knud Rasmussen(クヌート・ラスムッセン)の
博物館です。ここではKnud Rasmussenに関する資料をはじめ、イヌイットの伝統的な生活に関する資料や
民族衣装、狩猟用具などが展示されています。
私たちが行ったときはIlulissatの町や産業に関するスライドまで見せてもらえました。
ガイドのSilverさんのお店兼オフィス
「Tourist Nature」
私たちを案内してくれた陽気なSilverさんのお土産品店兼オフィスです。
しかし私たちが行ったときはちょうどお店の内部を改装中だったのでお店は休業、代りに中でコーヒーを
ご馳走になりながら無造作に床に積まれている毛皮製品などを説明してくれました。
ちなみにお土産はこの写真の背後にあるIlulissat Tourist serviceのお店で買いました。
ディスコ湾に浮かぶ氷山
今年はまだ雪や氷が少ないとはいえ、寒々としたディスコ湾に浮かぶ大きな氷山を
見ることができました。
現地ガイドさん曰く、Ilulissatは今年はまだ比較的穏やかで雪や氷が少ないんだそうです。
一見いいことのように思えたんですが、雪や氷も貴重な観光資源なので、それはそれで問題なんだと
言っていたのが印象的でした。
犬ぞりで活躍する犬たち
Ilulissatには当時約6000頭という人の数よりも多い犬が飼われていました。 ここでは犬ぞりはもはや生活の足として活躍しています。町内にも大きな犬の放牧場?があり、 寒く冷たい雪の上で非常に多くの犬が飼われていました。
町中を行く犬ぞり
ここでは犬ぞりは実際の生活の場で使用されているようでした。実際、町中でも 走る犬ぞりを見かけます。もちろんツーリストのための犬ぞりツアーも豊富に用意されています。 ちなみに犬ぞりツアーはKangerlussuaqでも体験することができます。