オーストリアアルプスもスイスに負けないくらいの美しい自然と牧歌的な風景が広がっています。
私たちは列車でチロル地方の中心都市インスブルックを通り、映画サウンドオブミュージックの舞台
として有名なザルツブルグに入ります。モーツァルトの生誕の地としても知られていますね。
最後にこの旅の終着地であるオーストリアの首都ウィーンでニューイヤーを迎えます。
ウィーンは音楽の都と言われるとおりベートーベンやシューベルト、モーツァルト等の縁の地が点在し、
今も各所でコンサートが開かれています。またハプスブルグ家の王宮やマリーアントワネットが幼少時代過
ごしたシェーンブルン宮殿、ウィーンの中心部にそびえるシュテファン寺院など、
例をあげたらきりがないほど注目スポット満載です。ザッハトルテやウィンナーシュニッツェルなど
美味しいものもいっぱいですね。
フェルトキルヒ
リヒテンシュタインからのPTTバスは国境を超え、オーストラリア西端の街フェルトキルヒに着きます。
写真は高台にあるシャッテン城から旧市街を見下ろしたものです。シャッテン城の下にはトンネルがあり、
道路が走っています。緑の尖塔の建物は聖堂教会です。
インスブルック -マリア・テレジア通り-
インスブルックはチロル地方の中心都市で、かつて冬季オリンピックも開催されたことがあります。
街の中心部は市電が走っており、中央駅の駅前から乗れるので便利です。旧市街のメインストリートは歩行者天国
になっていて、土産物店が軒を連ねていました。
私もチロリアンハットが気になり相当迷いましたが、ザックに押し込めると型崩れしてしまうのでやめておきました。
インスブルック -イン橋-
旧市街のメイン通りであるヘルツォーク・フリードリヒ通りを真っ直ぐ行くと、
金色の屋根がはりだした建物に行き当たります。ここは「黄金の小屋根」といわれ、旧市街観光ポイント
の1つで観光客の撮影ポイントになっていました。
この建物の横を左に折れて真っ直ぐ行くとイン橋に行き当たります。橋の下を流れる川はイン川です。
ハル・イン・チロル
ハル・イン・チロルはインスブルックからバスで約20分、列車だと5分くらいの
ところにある町です。旧市街地区は中世の雰囲気が漂っていて、町中は写真のような路地が複雑に入り組んでおり、
地図片手に歩かないと迷いそうです。
ただ、こういった路地に小さなショップやレストランがあって、それらを見ながらのんびり散策するのは
けっこう楽しかったです。
ハル・イン・チロル -旧市街中心部-
旧市街地区の中心にある教会です。教会の内部は美しい装飾がなされていて荘厳な
雰囲気でした。教会前はちょっとした広場になっていて、周囲にはレストランやカフェ、ショップなど
があります。
旧市街地区の外側には公園などの緑も多く、落着いた町が広がっています。
オーストリア国鉄
オーストリアの普通電車です。今回の旅ではフランスからスイス、オーストリアと ユーレイルパスのおかげで、こういった電車をほんとによく利用しました。おかげでいろいろな 町に途中下車して散策を楽しむことが出来ました。ヨーロッパは電車、バスを利用しての旅は とても便利で助かります。
ザルツブルグ旧市街
ザルツブルグ旧市街とホーエンザルツブルグ城です。
ザルツブルグとその近郊の美しい自然の広がるザルツカンマーグートと呼ばれる地域は、
映画「サウンドオブミュージック」の舞台として登場し、街のいたるところに見覚えのある場所があり、
とても興味深いです。ロケポイントを中心に街を散策すると、映画のシーンが思い出されて何かとても身近に感じました。
ホーエンザルツブルグ城
大聖堂横の広場から見たホーエンザルツブルグ城です。城へはケーブルカー(写真右隅)で
登ることができます(歩いても登れます)。城の中も有料で入ることができます。城内は広く、
レストランや売店、博物館もあります。また何より眺めがとてもいいです。
この日の夜には城内でモーツァルトのコンサートが開かれるというポスターも貼ってありました。
ザルツブルグはモーツァルトの生まれた地でもあり(生家もあって見学できる)、土産品もモーツァルト関連
のものが多く見られました。
ホーエンザルツブルグ城から見たザルツブルグの街
城へは写真下に見えるケーブルカーで手軽に登れます。緑の丸屋根の建物は大聖堂です。
写真で大聖堂の左側方向に行くと聖ペーター修道院があります。そこにケラー(レストラン)があり自家製ワインがうまかったです。
また、隣に座った一人旅のイギリス人女性は、非常に縦長の実験用器具のようなものに入ったワインを頼んでいました。
彼女の持っていたガイドブックに載っていて頼んだとのことでしたが、量が多くて飲み切れずおすそ分けを頂きました。
メンヒスベルクの丘から見たザルツブルグの街
メンヒスベルクの丘から見たザルツブルグの街です。前を流れる川は
ザルツァハ川です。ザルツァハ川に掛かる中央の橋は、南京錠が柵にたくさん掛けられている
ことで有名な橋で、橋を渡った右がザッハトルテで有名なホテルザッハーです。
この丘には崖に沿って遊歩道があり、街の眺めが素晴らしいです。
旧市街の小路
旧市街を歩いているとタイムトリップしたような感覚になります。
写真のような小路が不規則に入り交じっていて、かと思うと古い噴水のある大きな広場に出たり、
路上を馬車が走っていたり。
そして小路沿いには雰囲気の良いショップやレストランがあり、つい覗いてみたくなります。
ミラベル宮殿とミラベル庭園
新市街にあるミラベル宮殿とその庭園です。ここもサウンドオブミュージックの ドレミの歌のシーンで登場した場所です。私たちが行ったときもヨーロッパからの観光客の団体さんが 大勢来ていました。
ウィーン中央駅に到着した電車
ザルツブルグから電車に乗ってウィーン中央駅へ到着したところです。
今回の旅の終点で、ここから飛行機に乗って日本へ帰ります。が、その前に到着した日は
大晦日。せっかくなので年末年始をウィーンで過ごすことにしました。
美味しいワインが飲めるホイリゲが集まったグリンツィングで夜を過ごし、カウントダウン
は市の中心シュテファン大聖堂迎えました。
ウィーンの中心グラーベン通り
ウィーンの旧市街の中心シュテファン大聖堂前の広場から延びる繁華街です。
写真中央の道の真ん中にそびえる塔はペスト記念塔と呼ばれ、昔ペストが大流行したときに建てられたものです。
グラーベン通りの突き当たりを左に入るとコールマルクトと呼ばれる通りで、有名なカフェ「デメル」があります。
ケーキについて言えば、あのザッハトルテで有名なオペラ座前のホテルザッハーのカフェも有名で、
いつも混んでいますが話の種にはいいかも。
新王宮
王宮から続くハプスブルグ家の新王宮です。王宮は新王宮も含めてとても広く、
いくつかの棟に別れていて中には広場や庭園もあります。また現在は博物館や宝物館も入っています。
ウィーンの街は中心をリンクと呼ばれる環状道路が取り巻いていて、その道路沿いには非常に多くの
観光ポイントが集まっています。この新王宮もリンク沿いにあります。
ウィーンの路面電車
リンク沿いにあるショッテントーア駅の路面電車です。ウィーンの街は地下鉄と並んで
路面電車も観光客が利用しやすい交通手段です。
郊外のハイリゲンシュタットにあるベートーベンの住んだ家や、ホイリゲ(ワイン酒場)の集まるグリンツィング
などへも行けて便利です。
私たちも大晦日の夜をホイリゲで楽しもうと路面電車でやってきましたが。。。詳しくはハプニング集で!
ニューイヤーイブの夜のグラーベン通り
ニューイヤーイブの夜10時ころのグラーベン通りです。すごくたくさんの人で、
通りが埋まっていて、爆竹の音がすごかったです。
路上には屋台が出て、寒さでグリューワイン(暖かいワイン)が飛ぶように売れていました。ただ紙コップに
注がれるホットワインを外で立ち飲みしてるのは、日本の屋台で熱燗を飲んでるみたい。
このあとカウントダウンまでいろいろ起こるのですが詳しくはハプニング集で!
美しく青きドナウ
ご存知ドナウ川です。実際川の色はそんなに青くはなかったですが。。。
このドナウ川の右側には新ドナウ川が流れていて、間に島がありその島まで地下鉄で来ることができます。
新ドナウ川のさらに向こうには国連都市があります。島は公園として整備されていて憩いのひとときが
過ごせそうでした。