珍道中

カウントダウン!
ケーキを切るウェイター氏(写真)おいしそうなケーキを切るウェイター氏

 レストランへ着き予約した旨を伝えると、すぐに席に案内してくれました。そして店の人がおもむろに紙でできた王冠やラッパを「どうぞ」と言って渡してくれます。
 私「これ、ひょっとして、カウントダウンのときに使えってことかな」
 T氏「そりゃそうだろ。でもこんなものをくれるということは、なんか楽しいことでもあるのかなぁ。わくわくするな」
 私「そうだな。こりゃ期待できそうだ!ところで、いい眺めだなぁ、ここは」
 T氏「うん、ほんとだ。さすが予約しただけの甲斐はあったようだ!」
その席はアンカレジの街と遠くの山々が一望できるほんとうにいい席でした。店の人がさっそくメニューを持ってやって来ます。さっき日本料理店で食べてきたというのに、いきなり肉料理に目が行く我々っていったい。。。!と思いながらもほんとうに注文してしまいます。飲み物のリストを見ながら、
 私「うーむ。やはり俺としてはまずはビールだな。このアラスカビールってやつにしてみようかな」
 T氏「あ、それいいね。俺もそれにしよう!」
ということで注文を終えて、あとは料理を食べ、歓談しながら12時が来るのをひたすら待ちます。
 ボリュームたっぷりの食事を何とか食べ終え、店の人が目の前で切ってくれた大きなケーキを食べます。チェナへ行く途中の雑貨屋で食べたケーキを思い出し、最初はちょっと警戒しながらパクリ。
 私「うん。これなら大丈夫。けっこう甘いけどうまいよ」
 T氏「どれどれ、。。。うん、これならなんとか全部食べれそうだ」
このあとはバータイムです。酒を飲み雑談しながらいよいよカウントダウンがせまってきました。5分くらい前になると、店のほうからなにやらアナウンスが入りました。よくわからなかったですが多分あと5分というようなことを言っていたのだろうと勝手に思い込んでそわそわしながらそのときを待ちます。そしていよいよ10秒前となったとき店からの合図でいっせいにカウントダウンが始まりました。
 みんな「10、9、8、7、・・・」
もちろん私たちも一緒に、
 みんな「 3、2、1、HAPPY NEW YEAR!」
店からもらった紙ラッパがいっせいに鳴り響き、みんなおめでとうを言い合い、老夫婦は抱き合って口づけを交わしてそれぞれの新年をお祝いしています。私たちも頭に紙王冠をつけ、紙ラッパを吹きながら近くの人と、「HAPPY NEW YEAR!」
 控えめではありますが、何か心温まる新年の始まりです。さあ、今年はどんな旅がまっているのかな!
旅の終わり
 1月1日、朝。今日はほんとうに後ろ髪を引かれつつのアラスカを離れる日です。帰りも行きと同じシアトル経由で、アンカレジを朝早くの便で発つ予定です。前日は夜中まで紙ラッパを吹いて騒いでいたので、起きるのがほんとうにつらい!でも寝坊して乗り遅れたなんて洒落にならないので、目覚ましを2重にセットしなんとか這い上がることが出来ました。でも眠い!昨日の酔いも残っていて目が半空き、意識もうろうとしながら身支度を整えます。
 T氏「ふわぁーむ。眠い!まだ外は真っ暗だぜ」
 私「ああ、もう一泊してゆっくりして行きたいふぁーぁ!」
 T氏「でも、この時期飛行機は満席だろうし、それに俺たち格安券だしなぁ」
と、朝早く帰ることに愚痴をこぼしながらも、なんとか準備を整え空港にやってきました。空港には思ったより人がいましたが、カウンターはそれほど混んでもいなかったので早々にチェックインを済まし、あとは時間つぶしも兼ねてのんびりとショップを見て周ります。
 私「あっ、これなんかお土産にいいんじゃない?一目見てアラスカって感じだし」
 T氏「どれどれ、うーむ。確かにいいけどこれ、メイドインチャイナって書いてあるよ」
 私「うーむ。ここが中国なら買いなんだけどなぁ」
 T氏「そうかぁ?」
結局月並みですが、知人へのおみやげ用にキーホルダーやハンディタオルなどを買って買い物終了。
あとは搭乗時間までカフェで一休みです。
 私「はぁ、あとはいよいよ飛行機に乗って帰るだけか」
 T氏「成田に着くとどっと疲れがでるんだよね。今はまだ元気だけど」
 私「そうなんだよね。翌日会社行くのがしんどそうだなぁ」
このアラスカの旅では、ほんとうにたくさんの人との出会いがありましたが、旅先での出会いというのはほんとうに印象深いものですね。その証拠にいつまでたってもそのときの記憶は、鮮明に思い出すことができます。あの感動をもう一度ってやつで、またアラスカ行きたいなぁ。
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