珍道中

北極海上を散歩!
北極海上から見たバロー(写真)北極海上から見たバローの町

 楽しいバローナイトツアーの後、私たちはMさんと先生の4人で一つの部屋に集まり酒宴を開くことにしました(青山さんの旅行記によると、1994年に禁酒条例が制定されたそうですが、このときは大丈夫だったと思います(^^)。
 Mさん「。。。というわけで、バイトをしながら転々としてきたんですが、ビザの関係で一旦アメリカを出てこれからヨーロッパへでも行こうと思ってるんです」
 私たち「へぇー、すごいですね。うらやましい。私も一度そういう旅をしてみたいものですよ」
 先生「ほんとですね、私にはそこまでの旅は出来ませんが、帰ったらこの素晴らしい旅の体験を生徒たちに教えてやりたいですよ」
 私たち、Mさん「おっ、さすが先生!」
と(この先生、ほんとに金八先生のような熱血漢でした(^^)、楽しい飲みのひとときです。みんな酒が回ってかなり盛り上がっていたとき、ふと先生が「酔い覚ましに海でも見に行きませんか」と提案。みんな「いいね、いいね」とばかりに賛成し外へ出ました。北極海はホテルと道を隔てた向かいに果てしなく広がっています。空はいつの間にか晴れて星が見えています。海といってもびっしり厚い氷に覆われて、その上に雪が降り積もっているため、はっきりここから海とは判断できません。ただ海岸線の道路を境に町と反対側は氷と闇の世界が広がっていて、遙か彼方に星明かりでぼんやりと浮かび上がる氷山が、いたるところに不気味に盛り上がっています。
 私たち4人はしばらく海岸線(と思われる)に立って闇の彼方を眺めていましたが、やがて先生が、
 先生 「ちょっと歩いて見ましょう」
と北極海上へ足を踏み出します。
 私たち、Mさん「そうですね。せっかくだから記念にちょっとなら」
と私たちとMさんも氷の上を歩き出しました。しかし実はさっきのバスツアーでガイドのおじさんに、1週間前地元の人がポーラーベアにやられたという話を聞いていたのもあり、先生以外は及び腰です。加えて闇の不気味さがいっそう恐怖を煽り、さすがに途中まで来てT氏とMさんは引き返していきました。しかし私と先生はがんばってもう少し奥へ。。。町の明かりはすっかり遠のき、予想以上にでかい氷山がよりはっきりとその形を現してきます。さすがにここらへんが限界かと思ったそのとき、ふと頭上を見上げると、空には満天の星とそれを覆うようにゆらゆら揺れるオーロラが!!美しい!何もない闇の大氷原で仰ぐオーロラ!あまりにも神秘的で美しくどう表現したものか!先生と私は言葉もなく、しばらくその場で立ちつくしていました。
バロー散策!
バローの町(写真)バローの町中

 この時期のバローはほとんど1日中暗く、常に外灯が点いているので、昼夜の変化が乏しく時間の概念が崩れてしまいがちです。昨夜も北極海上を散歩したのは、実は深夜であったということを後になって気づいてびっくりでした。というわけで、翌日は遅めの朝食を取り、アンカレジへ戻る飛行機は夕方近くなので、それまで町を散策してみようと思っていたら部屋のドアがノックされました。ドアを開けるとそこにはMさんの姿が。
 Mさん「おはよう!起きてました?」
 私たち「ええ、さっき朝食を取ってこれから町を散歩でもしようかと思っていたところです」
 Mさん「もしよかったら一緒に町見物に行きませんか?地元のにいちゃんが町を案内してくれるそうなので」
 私たち「えっ、ほんとですか。そりゃもうぜひ!」
というわけで私たちとMさんの3人で、荷物をフロントに預けて町巡りへ出かけることになりました。
 ちなみに先生は午前の便でアンカレジへ戻るそうで、昨夜北極海の散歩から帰った後、硬い握手をして別れました。帰国したら生徒たちに旅の思い出を熱く語られることでしょう!先生、お元気で!
 外は相変わらず暗く、この町は明るくなるときがあるのだろうかと思い、案内してくれるにいちゃん(イヌイットの人)に聞いてみたら昼頃少し薄明るくなるとのことです。
 まず私たちはほんとの最北端、ポイントバローに行きました。岬といっても海を厚い氷と雪が覆っているので、どこまでが陸地なのかよくわかりません。
 にいちゃん「さあ、ここがポイントバローだ!」
 私たち、Mさん「えっ!どこどこ?」
 にいちゃん「だいたいこの辺だよ」
 私たち、Mさん「うーむ。まあとりあえず写真撮っとこ」
次にポーラーベアーの毛皮製品を作っている店へ。そこは外観は普通の家でしたが、中には大きな熊の毛皮や、それで出来た製品があり、おばあさんが出てきて説明してくれました。思わず触手がのびましたが、持っていくのが大変だし、第一持って帰っていいものかもよくわからなかったので断念。そのあと市役所の中にある展示室などを見て回りお昼になりました。
 にいちゃん「この町にも日本食の店があるんだ」
 私たち、Mさん「へぇー!すごいな。どんなものがあるの?」
 にいちゃん「てんぷら、そば、すし、ラーメン。。。なんでもある。テリヤキハウスっていう店なんだが」
というわけで昼食はテリヤキハウスという日本食の店へ。こんなところにも日本食の店があるとは!ちなみに私はそこで寿司のセットを食べました。味は、うーむ。という感じでしたが。。。
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